石橋美術館・有馬記念館「金閣・銀閣の寺宝展(第1部 色彩の魔術師・若冲)」

承天閣美術館出開帳、前後期入れ替え制(茶器類除く)の前期(第1部)若冲編。

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裏は等伯のおサル

第1会場が石橋美術館の別館のほう、第2会場が有馬記念館の2階展示室。なのでご存知の方は規模が想像つくかと。かなり宣伝打ってるようだがあのCMだけ見るとどんだけ大規模かと思うが(全件通期展示だったらアレでもよさそうだがw)


通期の目録で71件、2会場に分けて展示。茶道具35件は通期展示。
絵画は前期の若冲・後期の等伯宗達他各18件ずつ(まあ三幅対とか襖絵4枚セット、屏風一双とかで1件なので額面よりは見た目のボリュームはある)。


前後期&2会場使用なのはまあ、相国寺の有馬管長がここの有馬氏の人なのと久留米の観光キャンペーン的なのと石橋との共同企画っぽい&ハコの面積なんじゃなかろうかとか色々。
各館のバラ売り券もあるがすぐ近くだし1時簡に一本無料の石橋→有馬のシャトルバスがあるしワンセットだと思って共通券推奨。

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タテ見開き仕様のチラシ。紙もちょっといいヤツ使用。結構広範囲で見かけるので大分チカラ入ってる気がする。何枚刷ってるんだろ



前期(第1部)は絵画は若冲のワンマンショー(ほぼ)。
釈迦三尊・総天然色花鳥・鹿苑寺大書院襖が石橋に、肉球トラっちなどモノクロ編が有馬に展示。

(本館は通常通り所蔵品展。日本と西洋の近代絵画。青木繁・坂本繁二郎などなど。ボリュームあるしこれはこれで面白い。今回古賀春江の仏教モチーフの作品とかあって、へーな感じ。)


■石橋別館

大部屋のほうに若冲。
釈迦三尊はホームの第1展示室より全然見やすいw。近くて明るいわ~(相対的にだが)w。アッチじゃ暗くて遠い(高い)のでこまかいとこはかなり苦しいが(すいません悪気はないです)今回はよく見えたw。ボストンの馬頭とまではいかんが「うわこんなとこまでこうなっとったんか」的な。衣装小道具の超絶アシスタント殺し的な超コマ装飾。いや若冲だから別に何の不思議もないが。

カラー版マユゲ犬かわいい。このわんこは万人ウケ的かわいさ。若冲わんこはナチュラルにかわいいのとアクの強いのと2パターンあるのが謎。

天然色花鳥はフツーに虫食い・部分的にしおたれた若冲ワールド。虫沢山、探してみようw。みんなみんな生きているんだトモダチな~ん~だ~

林良の鳳凰石竹図(重文)と若冲の鳳凰(モノクロ)の並べ展示。見て学習してるのがわかるが発酵して別のモノになっとるのもよくわかる。絵は見たモノを一度自分の体を通して出力したモノ

鹿苑寺襖は4面1画面×4組を展示室の四方に展示、ホームの若冲フスマまつりのボリュームには及ばぬなれどなるべくモトの雰囲気を伝えようとされてる感じ。モノは葡萄、松鶴、菊鶏、竹。

フスマや軸に囲まれて国宝天目散花文茶碗とか砧青磁茶碗とか置いてあり、これも雰囲気再現ぽい。

小部屋のほうに仁清とか乾山、古清水のカラフルなやつとか光悦の赤楽とか伊賀の水指とか、和系の茶道具ヤキモノ。こっちは通期展示。


■有馬記念館
改装されてからはじめて行ったが展示室キレイになっとるw。今風というか。黒バックピンスポ。でも入り口とか外観がそのままなような。

コッチの若冲はモノクロシリーズ、墨と水と紙が芸になっとるあの路線の軸がガラスケース一列に展示。朝鮮肉球トラっち(竹虎と言え)の他は伏見人形、フンドシ布袋(渡河と言え)、アレな亀さん(アレです)、鶴さん、玉熨斗などなど。

茶道具類は室町臭の朝鮮モノ茶碗、黒楽茶碗、瀬戸黒茶碗、黒織部沓茶碗とかそんなカンジ。通期展示。
利休の半身達磨自問自答(この字はいつ見ても神経質そうな感じ)、茶杓(利休、遠州)とか。


祥瑞なんかもあるが、基本モノクロワールドでアル。


解説パネルにもあったがキーワードに「カラーとモノクロ」「中国と日本」設定とのこと。
有馬のほうがモノクロ、唐物文化系~侘茶流れつうか。石橋のほうがカラー、そのあとの18世紀京都つうかそんな感じにしてあるような(そこまで厳密ではないと思うが)。


2館共通券1,000円で前後期通うと2,000円也。通期70件でこのお値段はちょと割高感はあるがこないだの萩博物館の藤田美術館展もこんなカンジだった気がする。まあ出開帳の場合諸般物理的理由があるのでこんなもんかも知れない。ホームまで出向く足代差っ引きと割り切るべし。
ナカナカまとめて出てきてくれるもんじゃなし、釈迦三尊みたいにホームよりよく見えるモノもあったりするので有難いナリ。
代表選手が来てるのは確かなので近くの人は行っとけw。



しかしこういう出開帳系はやっぱ地縁・血縁とかがないとなかなか実現しにくいもんなのじゃろうなあ。萩の藤田とか、ちょっと前だけど岐阜の薬師寺展とか、キーパーソンの出身地とか昔からなんらかの繋がりがあるとか。もっと軽く企画でぽいぽいとあっちこっちに巡業できればいいと思うが(人脈で往来の多い館とか一部にはあるが)そんな簡単にいかんことも事実





無料バスは有馬→石橋直接のはないので順番は先に石橋のほうがよい。クルマでもヨイが駐車場は時間制有料。有馬記念館のほうはもともと駐車スペースが少ないが期間中は臨時駐車場ができてる。多分両方とも停められないような状況はないと思うが時々日曜とか石橋でなにかやってる場合は混んでたりするので公共交通機関推奨。
坂がないし市内に地味に色々あるので駅でレンタサイクル借りて一日市内観光とかでもよさそうだが、バス道などはあまり快適ではなさそうな。




金閣・銀閣の寺宝展 雪舟、等伯、宗達そして若冲
第1部 色彩の魔術師 若冲
2013年1月12日~2月8日 石橋美術館(別館)・有馬記念館

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後期(第2部)日本美術の立役者集結 2月9日~3月10日
おサルカミングスーン

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