九州国立博物館「雪と火炎土器」

常設フロアの企画展示(トピック展)。展示数40点くらい。
津南町・南魚沼市・三条市の縄文土器と東北の民具(津南町・重要有形民俗文化財)



一室のみの展示だがディスプレイちょっと凝っている。入り口とか「トンネルを抜けたら雪国だった」w。
シンプルな照明演出だが炎と雪を光で表現。寒さとか雪明り的な雰囲気出てる
土器や民具とか一般客目線だと地味ネタになりそうな内容の場合こういう演出でつかむ方向も場合によっては必要だったりする部分もなきにしもあらずかもしれないような。(どっちだ)
市立の資料館なんかで漫然と(すいません)並べてある形よりは訴求力はあるような。
しかしヨソゆきの化粧といえば化粧にすぎないようなうーむ。
んだが見せるものである以上は見た目がヨイにこしたことはないような。(ようなばっかりなような)
本筋から外れた装飾過多とか過剰演出でなければ。


3Dデータによる復元火炎土器がおさわり自由。(石膏とセラミック焼成の2タイプ、オリジナル共通)
おさわりポイントも明示(なんか語感がアレだが指でどうやって造形してるか触るとリアルに体感できる箇所。)
皆遠巻きに見ながら通り過ぎたり遠慮がちにちょこっと触るだけだったりするが、一人べたべた触りまくる人間がいると(俺だ)つられてというか遠慮なく触りだす。触りだすと「あっホントだ指のあとだ~」とか、おおむね女性の二人組みとかグループとかの人の方が楽しそうでアル。大体どこの展示でもいったんキッカケあると女の人の方が楽しそうというかリアクションいい気がする。なんでかの。
しかしやっぱレプリカでも「ああコレ作った人こうやったんだ~」てのが追体験できるというのはなんだかんだ言って感動(安い言葉でイヤだがw)するわな。数千年前に亡くなった人の手わざ、すんげーモノだけが残っててどうやって作ったか自分の手で知ることができる、千年単位時間こえて手と手つないでもらってるカンジ。(別に電波ではナイ。)普通の人はそういうのどうでもいいんかのう。

火炎土器のアレが(アレって何)火かというのはまあ確かに作った本人さんたちがそうだと言ってた証拠はないわけだが(当たり前だ)、カンジキやアンギンとかと一緒に雪国なライティングの下で見るとやっぱ火だよなあと思うワケで体感に近いトコでの説得力というのは大事というかなんつうか

中国の青銅器の文なんかもそうだが、火とか水とか強いイキモノとかなにかこう大きな力への畏怖とか再現して近づきたい、捧げたいキモチとか自分らの中にチカラを取り込みたいキモチとかがジンルイの装飾とか描くことの源泉だと思うのだが。
そういうモノを指して「現代アートとしても通用する」とかネボケたこと言っとる輩は顔を洗って出直していらして下さい(意味不明)なにその現代て根拠不明な自信。「大昔から現代までニンゲンの奥深くに生き続ける不変のナニゴトか」のマチガイじゃねーのか。
(いかん上野の土偶展見に行けなかったけどメディア屋とかライター屋サンなんかが見当違いなハシャぎかたとかモチアゲかたしてる記事とか見てイラっとしてた気分が今さらながら伏流水のように)

ナニカのカタチをツクるというのはそもそも「呪」に近いトコロが淵源つうか(呪は現代日本の狭い意味での呪でなく)自分が東洋史の出だからそう思うのかもしらんがw。

とかまあそういう脱線感想は置いといて数は少ないんだけど効果的な見せ方の展示と個人的には思った
全期間かどうかはわからんけど1階ロビーで写真展示もやってて中越風土と歴史紹介セット(?)で日本全国まわってほしいカンジ。日本列島は小さいけど広いのだ


構成
第1章「雪国」重要有形民俗文化財の雪国民具たち、これもとても古い歴史
第2章「火炎土器の造形と装飾」南魚沼・三条・津南の火炎土器、4500年まえ?
第3章「火炎土器の周辺」同時期&地域の非・火炎の縄文土器、だが基本は共通。フチがやや控えめとか胴部分だけ的というだけでベースの様式とか手法、「火が込めてある感」は同じな感じ。あと土偶のアタマとか石棒(コレも文様が共通)とか
第4章「火炎土器に親しむ」おさわりコーナー。焼成レプリカとか触感リアル
第5章「火炎土器のギザギザグルグル」写真パネル

火炎ブチのヒネリ、ネジリ、多重性、奥ゆきハンパない。(ナニを今さら)
火も技術もカミのモノ


雪と火炎土器(トピック展示)
九州国立博物館(常設展示フロア) 2013年1月22日~3月17日 あ、文化交流室というのかw

チラシ作ってないのか見かけない。図録もなし
PRはHPだけか
(写真は見学時にやってた1階写真パネル展)

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