九州国立博物館「中国 王朝の至宝」

上野から近畿東海九州巡回の最終福岡場所。ダイジェスト版だったボストンと違い(やめんかそういう表現)全点出陳?(一部怪我人を除く←やめんか)

ボストンに続き兵馬俑たんと××年ぶりに再会。お迎えが近いのでしょうかw

001_convert_20130902151229.jpg002_convert_20130902151245.jpg


しかしコレはスゴい。うわははははははははは(躁)
一昨年(かその前?)の誕生中国文明は中原やっはーというかまあ「河南の文化財」だったが今回は「各時期の中心地各地」で集荷がさぞかし苦労だったのではという、いやそこじゃない。自分で見に行ったら一生かかってもおわらないかもよ的な。
件数は約170
しかし北宋あたりまででストップというのは誕生の時と同じでやっぱ金元以降は黒歴史ということなn(自粛)

意外というか型通り殷周あたりから話が始まるかと思ったら入り口がいきなり三星堆でびびった。突目仮面でっけー
わしが子供の頃はまだ教科書は「黄河文明」じゃったが今は「黄河・長江文明」なのかのう。よぼよぼ。
当たり前だが明らかに中原あたりと違う南方系の呪っぽいというかイキモノの多い場所特有の生命の濃厚感。金沙の首のない青銅のヒトガタとか跪く石人とかちょとアッチ側なカンジの神獣的表現なんかはイケニエ文化臭もりもり
中原の獣面文もイケニエ臭が濃いけども種類が違う(自然環境が違うので当然でアルが)
しかし目録の時期のトコ「殷~西周」とかになってたけどどうなん。BC12~10Cだけでもいい気がするが一応影響下という捉え方なんでしょうか。ええとなんの話だっけ(こればっかし)

そういや出口のVTRのナレで「中国は多数の文化のモザイク」的なこと言ってたり出だしが長江上流域だったりと「世界の中心は中原んんんんん(の文化)!!!!!」世界観臭があんまりなかったのが結構「どうしたんだ熱でもあるのか」というかなんというか。特にチェックを入れてないのか(でも主催に文物交流中心入ってるしそれはない気が)それとも最近はそういうのやめることにしたんだろうか。しかしそのわりにはリアルの方ではゴニョゴニョ
まあイロイロと一枚岩ではないのかというか。それとも使い分け?
しかしあそこがひとつの国とか無理なのは行けばわかる。これ見に来てひさびさ思い出した心が折れるあの果てしなさw隣の省はもう違うクニあれに較べればEUなんぞ(違)まあ最近はどうか知らんが

005_convert_20130902151335.jpg006_convert_20130902151350.jpg
なにこの九州場所チラシのザクザク感一点強調っぷり


まあ、アレだ、すごいですね(笑)。川下とか言って卑下する必要もないとは思うがむこうは時間的にも面積的にも広すぎざます。
大学ん時(大昔まだ恐竜がいた頃)の専攻がこっち(の辺境だけど)なのと一部除いて大体ムコウやコッチで見たようなモノが大半で個別には「ああね~~」なのだがさすがにひとつの空間に(まあ展示室は複数だが)詰め込まれると「それは反則」感がw。

個人的には長江域の古いのがスゴい。
秦漢あたり以降、古いのも黄河流域はまあなんとなく「知ってる世界」だけども(知ってる気がするだけとも言うがとりあえず)。
うーん改めて造形は信仰とか社会の維持とかマツリと一体とかそんなかんじ(そもそも原点では信仰イコール社会の維持イコールまつりか)
四川の人面とかもだが楚の羽人とか鎮墓獣とがゾワッとする(ちなみに木製)
現代人がインパクトとか思いつきで似たような造形しても多分こうならない。もっと血と泥水と夜の森の奥とかからアラワレいずる感じ。
黄河らへんのイケニエ煮てそうな饕餮文青銅器とか日本とか世界の他の地域の信仰造形と較べて見るとまた色々アレかもしれない


構成は普通に時系列①王朝の曙(蜀&夏・殷)いちおう夏は入れるのか・・②群雄の輝き(楚&斉・魯)③初めての統一王朝(秦漢)④南北の拮抗(ざっくり南北朝)⑤世界帝国の出現(唐)⑥近世の胎動(遼宋)
章立てにあわせて冒頭に各地域の短いV。これ見るとやっぱ多様性テーマでいいのかなという。


以下覚え
・蜀の玉琮。茶道具じゃ!茶道具があるぞ(違)
・二里頭の玉戈刃がついてる。(こっちのは大概ついてる気が)祭祀用とかいっても硬度高いのでそれなりの殺傷力はありそうなのがうええええ
・楚の革製甲冑、牛さん何頭分うええ。ツイタテの透かし彫りが羽人や鎮墓獣とは違う遊牧民族みたいな写実な件。他地域との交流とかかにょ。衣服に竜虎、鳳凰、2200年前の刺繍。レプリカだが馬王堆の帛画、あるのはいいが暗い&遠いで見えねーw。拱手の女性俑、長江中流はこの頃まで俑が木製。
・泰山の南出土の楚タイプ青銅器。萩美の展示(黄河と泰山)にもこのタイプが出てた
・山東(斉&魯)の動物意匠、写実・デフォルメともに結構スゴい。スキタイとかアッチの感じがあるなあ(個人の感想)竜文の姿見サイズの鏡があるすげーでっけー。明器の色々載せトリさん俑、盛り系埴輪(何)の上流。人物の剥き出し目玉の系譜ってある気がする
 犠尊くん(牛的想像の動物か)の写実&プリティデフォルメが高山寺のわんこか鹿さんかという。なのに全身の文がばりくそ呪~なイケニエ感うええええ。でもおサル(牧谿じゃ!牧谿がおるぞ違)のバックルはひたすらかわいいレプリカ試着コーナーあったけどはずかしいのでパス、こういう時子供がいる人は得だな
・秦代?のビッグ龍。面長でない。台座か柱装飾サイズ。でかい。普通に人とか食いそうな存在感。これはコワいw。日本とは違う感覚
・武帝のころの博山炉、ここにも神仙思想スタンダード
・後漢の龍のビッグ硯。複数匹中空で絡まる複雑な意匠、コレを石でやるのが大陸クオリティ。アタマおかしい

・北朝、普通に北側系衣装の俑もあるがペルシャタイプの八曲杯、葡萄文のコップとかも南方のケハイのするレリーフとかの国際臭。
・南朝。文人じゃ!文人がおるぞ!(違)ぶりぶりウツクシ系ヤキモノの発達、青銅器も精巧さ増加コワさ消滅。公的ハンコは規格品・・・だが東晋の関中候で金なのか

・唐代フツーに正倉院とか国分寺の瓦とか(違)もうこの頃になるとあんまり暗さがない呪とかイノリとか。明器なんかにしても。ニンゲン万歳な明るさ、技術とか普遍的な美とかの世界。女性俑がなんか多くて美人の尺度のスタンダードスリム→おたふく型の変遷がw。日本の四天王やら明王なんかの造形源流くさい金剛神(?)とか天王俑、龍門の写実系如来。法門寺出土の小銀仏なんか独特の造形、大日如来になってるがわからない

・遼のあたりは先年の契丹展にも来てた唐の延長ぽい華麗な細工モノ、特有の皮袋デザインのヤキモノ(八の字困りマユゲの龍の水注がたまらん)。契丹本来性くさいのが簡易写実なデスマスク、モンゴル力士タイプのミニ石像(小石棺の付属)。あと金銀経筒と銀製埋納経のキンキラ埋納セット

・煮え煮え北宋。煮え煮え龍泉窯、煮え煮え金銀細工。目玉のひとつの大報恩寺址(長干寺址)出土の超キンキラ阿育王塔。本生譚とか鳳凰、文様の超コマレリーフや宝玉のハメ込みとか全体に無国籍風味。本生図がメインだけども地味に金剛杵の文が目立つw
 仏教関係で他に金華万仏塔の小銅仏(複数)とか霊石寺仏塔の豪華金銀舎利容器や豪華彩色彩金千仏磚とか煮え煮え美文字写経。平安末の日本と似たような違うような煮え方。

とか腹いっぱい。

兵馬俑は再々会。大昔池袋サンシャインで見たw跪射の人はそん時もいた。現場の写真パネルなんか見てもコドモなので「ホントか」とか思ってたがその後学部のとき現地でアレが無造作に巨大な坑にずらーーーーーーっっっっっっっっと並んでるの見て「大陸アタマおかしい」とか思ったw
生けるがゴトシだがヤキモノの組み立て式なんだよなアレ。システム生産。2200年前w
跪射の人は変わらんがワシはトシヨリになった(ボストンの時もおんなじこと言ってたような)そういやこんときも兵馬俑とボストン同じ時期だった気がする。どうだっけ
こういうの続くとお迎えが近いのかもしれんとか思う
でも一定年齢以上のお客さんてわりと同じような人いそうな気もする

003_convert_20130902151300.jpg004_convert_20130902151320.jpg



今現在のあそこの国は色々アレでナンなのだがしかしやっぱリスペクトもあるし大陸半島列島一衣帯水とかそういうのヌキにしても多数の人にあのめっさ広大な世界の片鱗を興味なくてもためしに見てみてほしいとか外野ながら思うナリ
夏休みだから結構入ったんではなかろうか。コドモのうちに一度こういうの見といても損はないぞ人生狂うかもしれんが。半径3メートルとかのせっまい世界でちまちま悩むのが下らなくなるぞ(ならないかもしれんが)

007_convert_20130902151438.jpg


日中国交正常化40周年 中国 王朝の至宝
九州国立博物館 平成25年7月9日~9月16日 (巡回)

しかしマジ流れなくてヨカッタ。ありがたやありがたや
行けたらまた行きたいんじゃがのう
時間とカネの問題のほかにも近年はいろいろと・・
国交正常化まだ40年か・・(もう40年?)


ところで虎座鳳凰架鼓、美術品補償制d(やめんか)




コメント


トラックバック

↑
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。