北九州市立小倉城庭園「祇園祭と八坂神社」

 7月の祇園に合わせた展示なので期間終了間際にアレだが別に気にしない
 巻物、屏風、装束と今回はモノが大きく、ハコが小さいためこの前の掛川の超絶技巧ズと違って必然的に数は少ない小展示だが屏風だけでも時間が潰せる

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 会期の前半と後半で洛中洛外図屏風一双2タイプを入れ替え
 前半が変則タイプ(と言っていいのか)の九州国立博物館所蔵の、後半が「第2定形」の岐阜市歴史博物館所蔵の。後期見学。
 岐阜市歴博本、右隻の内裏も大きめだが左隻の二条城はもっとデカくてアレでアル。舟木本みたくナニカが渦巻いてるとまでは行かんがモブの皆さんには生気があってなんとなく政治っぽい構成とあわせて比較的初期っぽいカンジ(素人の印象)祇園の山鉾も大きめ
 人物背景ともに画面下ほど大きく、上に行くほど小さく(かなりの差がある)床に座ったくらいの高さから見るとかなりのパノラマ度。近いほど疑似体験感。コレは結構見てて快感で、描いた人は結構ドヤな気分だったでは(根拠レス)
 シカシ金雲の型押しはビミョーに違和感、この絵に限らず大体なんか後付けっぽく見える。わからんけど
 
 ご多分にもれず双眼鏡の欲しくなるコマさだが比較的近い&低い位置なのでわりと見やすいのが有難く。どれがどこがわかるように番号表示のある手元用縮小図設置。配布用解説シートも入り口に置いてあってココの館は小さいながらもは毎回マメというか親切仕様で感心(←えらそう)

 屏風はもう一点あって国学院大のなんか変則的なヤツ
 金碧は金碧で要素も洛中洛外図なんだがフツーの大判屏風(という言い方はしないが)を高さ三分の一にぶった切ったような六曲一隻、レイアウトもなんかヘン。画面右側に山鉾の行列、左側が川辺と町屋の日常的シーンが途中で切れてるような感じで一枚絵にしてはアレでさりとて大型屏風を切ってるような構図でもなく、キャプション通り障壁画を後から仕立てたぽい絵づらのような。とするともとはドコのカベなのか
 絵柄としては顔は温和な丸ちょんだけども動性が強いカンジで筆も強くて早い初期風俗画な印象

 あと年中行事絵巻(京都市芸大)明治の写し(伝田中親美)。九巻、十二巻の3・4。御霊会、御旅所、神輿行列。
 小倉八坂神社の遷宮縁由起(馬借町、昭和)細川忠興が入ってきて祇園社の移動整備した時期に馬借町が神山御幸したなど。この手の徳川初期移植の祇園祭は全国にどんだけあるんでしょうか
 プラス9月にある神事能の参考資料?青梅きもの博物館蔵の唐織一領。


 まつりの勉強初級編簡易版、祭礼とか興味ある人・風俗画の好きな人とかで近くにお住まいの方におすすめ



北九州市制50周年記念 北九州市立小倉城庭園企画展 祇園祭と八坂神社  平成25年7月13日~9月16日



 あと書院の床に狩野常信の瀟湘八景。ここの掛け物はこの前は宋紫石だったし狩野派メンツとか地味に架け替えしてるがレプリカなんだろーか。遠くからしか見えんのでわからん

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2014年01月07日(火) 09時08分 | | 編集


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