奈良県立美術館「曾我蕭白と中近世美術の精華」

 館蔵の日本古美術中近世のものセレクション、目録上84点、浮世絵・キモノ系に展示替えがあるので一回で見学できるのは5~60くらいだろーか。結構なオールジャンル

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 カテゴリ別かつなんとなく年代順の構成で仏画・肖像画、水墨(中世~近世初)、初期風俗画、江戸絵画、浮世絵(肉筆・版画と版本)、工芸(キモノ類、装身具、甲冑)。

 タイトルにしてある蕭白はリスト上は近世絵画(江戸絵画)のククリにしてあるがカンバン扱いで展示冒頭、交流事業で三重県立美術館から3点(期間内展示替え)+館蔵の3点通期展示
 ワシが見たのは最終期間の水墨松に孔雀フスマ(人物がないせいか厨二臭の抜けたいい方のシャープさみたいなのが出てて個人的にはオレオレ臭のウルサイ作品よりヨイと思うしかし手前ウスズミ遠方濃くすんのが習性になっとるのう)、耳洗っちゃうよ~の許由巣父フスマ(文人ネタなんか鼻で笑っちゃうよ~のノリを少しマイルドめにやってみました的な)
 しかしこの前の蕭白展(三重と千葉)見れなかったのでアレだがボストンのとか京博のとかでもやっぱ素描とかデッサン嫌いだよな多分。微妙にアマチュア根性というか良くないほうの文人カブレ根性というか(ファンの人すいません)館蔵の美人図とか(アレです)見てもそんな感じ。いやそれが味でもあるけども。
 軸の山水は小さめのモノだが悪夢系異世界山水作品の仲間(な気がする)

 仏画は14cあたりの訶梨帝母、弘法大師とか、あと高麗の楊柳観音、全体に傷みが大きい
 よく見る伝淀殿(17c)もこのへんと一緒に陳列
 水墨は室町禅坊主~初期狩野なカンジのオーソドックスな。三聖図扇面の筆のハネ癖はあるなあ
 洛中洛外図帖(「元信」印)・洛中洛外屏風・邸内遊楽図屏風・美人単体(伝吉野太夫)という風俗画の変遷

 曾我直庵の「カタい」鷹屏風(押絵貼だからいいけど左右展示替えorz)島津家伝来。呉春の故事ネタ、芦雪っちゃんの幽霊w(コレは福岡市博には行かんかったのか)なんか近代画な素絢の芸者(?)、ちまちまぽってりほのぼのよな吉村孝敬十二ヵ月花鳥図一双、なんか応挙師匠から芳中雪佳方面への道。結構ギョッとする菊池容斎の五百羅漢、冷泉こと岡田為恭復古モノとかいろいろあるにょ~w
 
 浮世絵もメジャーどころを備えてあったw。亀さんがわんこのような仕草の北斎サンの肉筆がおかしいw。「瑞亀図」なんだけど普通に江戸の金持ち老夫婦で、お祝いというか縁起物というかこーゆーのの発注って結構あったんだろうか
 
 工芸系はほとんど小袖とか女性用の服飾、装飾品も櫛とか。一件桃山頃の色々威腹巻。刀装具とか根付印籠とかなかったのが個人的にはザンネン。コレクションにないのかにょ

 ココの館の最初のベースは吉川観方の寄贈品なんすね。(→妖怪幽霊画コレクションは福岡市博物館に)今回のコレは吉川観方のとあと由良哲次の寄贈品
 他にもまだあるんでしょうかどうなんでしょうか

 洋画日本画、新旧合わせて各ジャンルちびちびとかよりたまにまとめてドカンと見せてくれると色々頭に入りやすいと思うのでヨソ様でもやって頂けるといいような


半券は蕭白美人w
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キャプションにもあったが屈原の見立てとかが妥当だと思うあんまり夢見すぎな想像とかより


開館40周年記念館蔵名品展 曾我蕭白と中近世美術の精華
奈良県立美術館 2013年8月3日~9月22日

図録はなし。受付にて双眼鏡の無料貸出サービスあり、洛中洛外図屏風とかに重宝

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