九州国立博物館「尾張徳川家の至宝」(巡回)

 名古屋・徳川美術館の出開帳九州場所。軽くダイジェスト版
 毎年地味に初音の調度(部分)とか正月期間限定で出してたので満を持して登場感?

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 目録が231番までで歯ヌケの番号がほとんどないのでほぼ江戸博と変わらん様子。
 ホームで見たのも結構ある

 なので特に書くこともナイw。うひょひょな状態なのが見る前から明白なのはボストンとかと一緒。ちょっぴでも畑が重なるヤツは見るべし・とか言う前に多分見に行ってると思うのでこんなネットの海が滝になって落ちてるような世界のすみっこで言ってみても意味ナシ

 チラシとか宣伝文句見ると「大名」「格式」「お道具」とかのワードが目につくが、まーそれもそうだけどもこーやって改めてモノをまとめて見るとなんつうか軽く日本美術史というか、日本史ダイジェスト。
 ホームの常設だと結構展示室の造りが造りなので(微妙な大大名的空気再現展示)お大名感お道具感がかもされる空気なんだけども他館でこうやって演出少なめアッサリめで分野別に並べてくれると奈良時代の書から始まってほぼオールジャンルなのがわかりやすい。
 選抜選手による出開帳とかベスト版みたいな展示の長所。ウチの近辺でも最近東京のメジャー館で出開帳されたトコありますが、ホームでは大きくないスペースでチビチビしか見れないのがヨソでまとめ展示みたいな形でされると地味に羨ましい。図録とかも名品選状態だし(ホームじゃ高い分冊しかないので多分一般のお客さんには敷居が高い)。なんの話だっけ

 
 構成
 ①「尚武」(弓具・馬具、刀剣、鉄砲、陣中道具・火事装束)②「清雅」(茶の湯、能、香)③「教養」(つれづれ=ゲーム・遊具の類、書画)
 源氏とか初音とかは混雑防止対策(多分)で真ん中(②と③の間)。なので結構余裕で見学できたがにもかかわらずナゼか入り口付近が混雑。刀剣あたりで渋滞。なんでかw。ボストン九州場所の時にも聞かなかった(たまたまかもだが)止まらないで下さいコールが久々に。平日だったのだが。メモ取り中学生高校生グループがチラホラいたものの、団体!てえほどの団体もいなかったようだが謎。まあ香道具あたりまででほどよく散りましたが。
 どうでもいいが源氏コーナー、原本のケース前はほどほどの混み具合だったがそれはいいとして「源氏物語とは」の前に人だかりができてる件。そこからか感MAX。

 繰り返しだがオールジャンル。特に工芸が書画の類より多い。まあ大名道具の世界なので必然か。蒔絵金工刀剣陶磁に面・衣装。古今の書に室町水墨、狩野さんちにキンキラやまと絵、近世リアル系絵画。ないのは宗教美術のみか(この前ホームで企画展やってたような・・)。代々の手になる(伝も含め)書画はご愛嬌
 徳川の伝世だから基本生きた歴史でアル。本阿弥の花押のある正宗とか織部や遠州の茶杓とか長次郎とか寛永の三筆のライブ版(違)とか探幽の屏風とかそんなんばっか「当然ですが何か」みたいな顔で転がっとるw。まあそうだが。 

 特に茶道具香道具のあたり見てると長崎街道経由とかもあるだろーが、朝鮮とか明とかともかく南宋モノなんかも結構な量で、なんかこう東山御物の川下というか生き残り?というかそんな感じ(どんな)。近世初頭(てか室町末というべきなのか)からの流れで見ると必然か。江戸のほうは散失してるし(近代財閥系とかに行ってるのか。あと海外?)。ヨソの大名家とかでもかなり残ってる家もあるが、サスガに総元締つうか伝世・由来の最終集合地点て気がする生き証人っぷり(近代以降は東博とかにバラバラに拾われていくとかそういう話にしかならない多分)。「大名文化」とかで済まない感じ。こんだけまとまって残ってるの自体がアリガタイんではないだろーか。
 招来モノ以外でも源氏物語絵巻以外に石山切とか平安和歌モノ複数のほか定家の「山門状」なんかも・・神輿ぶりライブ(違)生き証人じゃ生き証人がおるぞ

 あと能面、河内大椽家重(天下一河内銘、喝食)、伝是閑吉満(江戸期観世の鑑定、小面)とか。16cの黒式尉が古い舞楽面とかのシッポな感じ、大陸半島式の歪ませ方でありながら全体のデッサンが正しいのがスゴい。「お能」「たしなみ」「大名のゴルフみたいなもn」(違)になる前の造形。
 しかしなんだか全体に、一般的イメージの「(平安の)貴族って仕事してないんでしょ?」みたいな印象にならんでもない。知らん人が見たらば「大大名の家って仕事しないでこんなことばっかやってたのでしょうか」的な展開に。ならんかw。それ考えると蓬左文庫に入ってる仕事系書類も借りてきて3階で同時展覧会とか(無理)。でもそれだと「美と格式」テーマが成り立たないか。微妙。

 どうでもいいけど序盤渋滞の刀剣コーナーのあたりで熟年のご夫婦、村正とか庖丁正宗とか見ながら「ニセモノは多いけどここのはホントに徳川家のだから本物だぞ」とかウンチク系の旦那さんの横で奥さんがこわーいとか「だってこれで人切るんでしょ~」とか言ってるのがオカシかったというかゴモットモとか思った。金属加工の粋ではあるけども人切り包丁がお道具とか美術品とかになる不思議



御三家筆頭 尾張徳川家の至宝(巡回)
九州国立博物館 2013年10月12日~12月8日

 とりあえず行っとけ!名古屋はハンパな遠さで面倒だ徳川美駅から遠いし(違)出口のVは徳川美のPR画像だったが
 


 初音と源氏の入れ替えの他、書画と能面・衣装が前後期展示替えあり。会期2ヶ月で長めだからか蒔絵モノの一部なども。行けたら行きたし。

 関連というわけでもないかもだが3F常設に地味に和様の書など多めに出てイル。あと企画展示が煎茶と九州の山岳信仰おもしろいので皆3Fも見よう(すいてた・・哀

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