北九州市立自然史・歴史博物館(いのちのたび博物館)「邪馬台国が見える!古代日本の原風景」

 邪馬台国がどこかとかいう水掛け論所在地論とかじゃなくて、地元目線(北九州というか福岡県目線くらいか)のそのへんの時期がどんなだったか、付・畿内との比較。みたいなカンジ。
 ちょっと前に九博の企画展示(常設フロアのトピック展)で大阪の弥生文化博物館との共同の邪馬台国展がサブタイ「九州と近畿」で比較対照みたいな内容だったけどもアレをずっと地元目線に引き寄せて噛み砕いたような。わからんけど。

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 カキワリとかないお金かかってない設営で実際よりボリューム少なめに見える空間になってしまってる気がするが、結構数ある。展示リストが現地にもサイトにもない(いつも)し図録にも収録されてない様子&数えてないのでわからんが5~60件くらいだろーか。出土品グループとかなので点数だともっとドッと増えると思うけども。

 地味に藤ノ木古墳のキンキラ馬具(レプリカ含む)とか橿原考古博あたりの大型埴輪(シカさんやトリさんがきゃわわ)、唐古鍵遺跡モノなんかが来ている。弥生博物館の卑弥呼人形とか(なんかしょっちゅう見かけるような印象ある。気のせいか)あと桜ヶ丘古墳の銅鐸がこっちにも(5号)

 弥生前期・中期・後期、古墳時代前期・後期と時系列で展示。
 半島からの文化流入として松菊里出土品(レプリカ)→弥生土器(遠賀川式?)稲作、大陸系磨製石器などの急速な伝播(東進?)→定着と地域性(モノつくり集落と流通)土器、磨製石器、木製品、金属器(鉄は北部九州中心で畿内はまだ)→邪馬台国の時期(集落から「クニ」に)→画一化(庄内式、古留式など西進?)前方後円墳(原則一人用竪穴)埴輪、三角縁神獣鏡、近畿での鉄生産→横穴式石室墳、横穴墓
 
 と「古代国家前夜まであらすじ」的な話を九州北部目線でヤマト方面(田原本、箸墓、纏向、藤ノ木)に目配りしつつ近辺では吉野ヶ里、糸島の平原、飯塚の立岩、小倉南の城野などの特徴的な出土品や模型。弥生時代の終盤までは大陸半島に近い九州の方が先進くさいのとその後イキナリ畿内の力がのしてくるカンジがはっきり

 弥生時代中期部分の展示でおもしろいのが北部九州の甕棺と非甕棺の文化圏の話で、古賀市あたりが境界らしい。葬送は調達しやすい素材の種類とか地勢とかによって規定されるけどもその集団の世界観が出るものでもあるのでその違いはなんだろーかという。謎。自然条件にそんなに差があるとも思えんし。
 城野遺跡の石棺の絵画?は方相氏かという話は面白いけど藤ノ木の鞍金具もこれだけだと素人目にはまだちょっとどうなんかなあという感じ
 
 あと九博の3Fでほぼ出しっぱ状態の福間の宮地嶽古墳の剣(の鍔部分だけだが)の復元レプリカがあったがどうでもいいけど丈六仏サイズだなあと(違う)熱田神宮の宝物館の入り口とかにもどどーんとありえないでかさの得物があるけど、地味に神仏に「巨大なものスケール」基準てあるような気がする。垂迹系の絵画とか見ても。


お子さん向けのクイズシート。半券はいつもの

市制50周年記念 邪馬台国が見える!古代日本の原風景
北九州市立自然史・歴史博物館(いのちのたび博物館) 平成25年9月14日~11月4日

 地味に国宝重文クラスが集めてある。ので近くの人はせっかくなので拾っておけばいいのにーとか思う。あと地元に重要な遺跡が結構あるのを再認識して!的な空気もあるような。自分がこのへん不勉強なのでアレだけども。
 そのわりになんかあんましPRされてないような気もするし。でもないのか?しかしHPとか見ててもあんまり情報でてないんだよないつも。特別展以外でも常設コーナーの企画展示とかイロイロやってるのだがタイトルと期日しか書いてないみたいな。(すいません)

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